山形 初の豚熱 国内養豚場10県目

 農水省は25日、山形県鶴岡市の養豚場で豚熱が発生したと発表した。同県内での発生は2018年の国内26年ぶりの発生後、イノシシを含めて初めてで60例目となる。感染拡大防止のため、県は約1300頭を殺処分する。

 養豚場が24日、県に死亡豚の増加を通報し、25日に農研機構動物衛生研究部門の精密検査で感染が判明した。同省は感染経路の究明のため疫学調査チームを派遣した。

 県内では9月下旬から飼養豚にワクチン接種を始め、12月23日に全養豚場での初回接種を終えていた。県内では感染要因として対策を進めている野生イノシシでの豚熱は確認されていない。

 農水省は25日、豚熱・アフリカ豚熱防疫対策本部を開いた。野上浩太郎農相は「ワクチン接種農場での発生は遺憾。飼養衛生管理の徹底と早期通報をお願いしたい」と述べた。また、「(同日開催した)牛豚等疾病小委員会で、山形県では野生イノシシでの豚熱確認はしていないが、秋田県、岩手県でのワクチン接種を議論している」とした。

 国内の養豚場での発生は、9月26日の群馬県以来。養豚場での発生は18年9月以降で岐阜、愛知、三重、福井、埼玉、長野、山梨、沖縄、群馬に続いて10県目となった。
 

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