エコフィード新基準 加熱処理を拡大、厳格に 豚熱対策 4月から運用

 農水省は、食品残さから製造する飼料「エコフィード」の新しい加熱基準などをガイドラインにまとめ、2021年4月から運用を始める。豚熱やアフリカ豚熱の感染拡大を防ぐ対策の一環。新基準では対象となる食品残さの種類を広げ、加熱処理を厳格化する。

 加熱処理の対象は「生肉などが混入している可能性があるもの」から「肉を扱う事業所等から排出されるもので、肉と接触した可能性があるもの」に拡大。加熱基準は「70度30分以上または80度3分以上」から「攪拌(かくはん)しながら90度60分以上または同等以上」に厳しくした。加熱処理の記録作成と2年間の保管も求める。

 調理済みのハムやソーセージなどの肉加工品も原則、新たな加熱基準の対象とする。ただし、食品製造段階で中心温度が70度で30分以上加熱されたと確認できる場合や、豚以外の家畜の飼料で豚用とは別の製造ラインで作る飼料は対象外となる。

 飼料製造業者だけでなく、食品残さを自ら収集して豚に与える農家も、新基準の加熱処理が求められる。加熱処理が必要な残さは、農場内の衛生管理区域内に持ち込まないことも定めた。

 これまで食品残さの飼料利用は通知で規定していたが、今回の見直しで省令により規定し制度化した。違反した場合は、罰則の対象になる。
 

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