豪雪で枝折れ被害 秋田県湯沢市 積雪平年の4倍

 北日本から西日本の日本海側を中心とした、記録的な豪雪で、秋田県湯沢市では8日午後6時現在の積雪が147センチと平年の4倍を超えた。同市でブドウやリンゴを栽培する果樹農家、山下久悦さん(71)は地域で協力して雪かきに追われた。「今までにない雪の降り方だ」という。

 山下さんによると、同市では2晩で1メートル超積雪。就農して50年以上だが、「年明けすぐにこんなに雪が降ったのは初めて」と言う。「ブドウ棚の上の方まで雪がすっぽり埋まっている」(同)。高さにして180センチほど。リンゴの木も雪に引っ張られて枝が折れているという。

 山下さんの頭によぎるのが2010~11年の豪雪被害だ。当時も枝が折れる被害が発生し、その年の収穫量は3分の1にも満たなかった。積雪量が多い年に大きな被害があるネズミによる食害も気にかかる。

 「家を守るために雪下ろしをしなければいけない。畑にも行けない」と肩を落とす。

 秋田県によると、県内では横手市や湯沢市など県南部を中心にホウレンソウの他、セリや花きなどに被害が発生した。行政やJAが確認できていない被害農地も多くあり、被害額はさらに拡大する見込みだ。

 山形県でも新庄市で菌床シイタケやタラの芽のハウスが倒壊する被害が発生。寒河江市では昨年末に降った雪の除雪が終わらず、山間地の果樹地帯の被害が懸念されている。

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