富山で記録的大雪 安全確保し除雪を 施設被害懸念

1メートルの雪が積もり、用水のそばを除雪する住民(9日、富山市内で)

 富山県内は9日も雪が降り続き、富山地方気象台(富山市石坂)では1986年以来35年ぶりに1メートルを超える積雪を記録した。大雪となり、農家はハウスなど農業施設の被害に警戒を強めている。市内の用水路で死亡事故も発生し、関係機関は除雪中の安全確保を徹底するよう呼び掛けている。

 同気象台によると、9日午後1時現在の積雪は富山120センチ、高岡伏木110センチなど。

 葉物を中心としたハウスを7棟所有する富山市金屋の寺家久雄さん(72)は「こんなに降るとは思わず驚いている。ハウスがつぶれないか心配だ」と話し、周囲の除雪に余念がない。深い雪に覆われていることや交通障害もあり、県や関係機関も農業施設の被害を把握しにくい状況が続く。

 県内では用水があふれて床下浸水するなど建物被害の他、雪かきに伴う人身事故が相次いだ。富山南警察署によると8日午後7時ごろ、富山市善名で80代男性が田んぼの間を流れる用水の集水ますで倒れているのを家族が見つけ、死亡が確認された。除雪作業中に転落した可能性がある。

 県によると除雪機で指を切断する事故や、屋根からの転落などが各地で相次ぐ。除雪中の事故などに引き続き注意を呼び掛けている。
 

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