韓国農民6割が「満足」 健康的な生活 都市住民も憧れ

 韓国で農業、農村の価値を再認識する人が増えていることが、韓国村経済研究院の「農業農村に対する国民意識調査」で分かった。新型コロナウイルスの影響などで、自然豊かで感染者が少ない地方が見直されているため。都市住民の就農帰村希望者が増え、農家の生活満足度も向上している。

 調査によると、現在の生活について農家の60・9%が「満足」と回答した。前年を18・2ポイントも上回り、「満足」が初めて過半数を超えた。

 農業を職業としていることに「満足」している人は前年比1・6ポイント増の24・9%、「満足しない」が同8・9ポイント減の24・4%となった。7年ぶりに「満足」が「満足しない」を上回った。

 農業経営に影響を与える要素として、「気候変動による異常気象と栽培条件の変化」(47・8%)が最も多く、「人手不足」(46・7%)、「農業生産費用の増加」(42%)「干ばつ、洪水、台風被害」(40・1%)の順となった。

 一方、都市住民に退職後、就農帰村する意向があるか聞いたところ、「ある」と回答した人が41・4%と前年を6・8ポイント上回った。理由として大気汚染物質の一種、微小粒子物質(PM2・5)や新型コロナの影響で「自然の中で健康に暮らしたい」「農産物を生産し、安全な食品を自給したい」ことを挙げた。

 調査は、都市住民と農業者2621人を対象に、20年11月12日~12月11日の間、郵便か家庭訪問で行った。
 

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