ブルーベリー 判別カード適熟一目で 農福連携を支援 愛媛県

手首に掛けた「スージーブルー」用カラーチャート

 愛媛県農林水産研究所は農福連携を支援するため、ブルーベリーの収穫時に適熟果と未熟果を判別する名刺サイズのカード「ブルーベリーカラーチャート」を考案した。カードを見ながら収穫することで、果梗(かこう)側が見やすい品種では適熟果の収穫が可能となる。

 県が農福連携推進に向けて実施したJAや福祉作業所とのマッチングモデル事業では、ブルーベリーの収穫は熟度判定が難しいものの、障害者に丁寧に説明すれば、収穫作業を効率化できることが分かった。そこで適熟果の収穫を支援する技術開発に取り組んだ。

 ブルーベリーカラーチャートは、品種ごとに用意。収穫の際、手首に掛けて使ってもらう。カードの表には果梗側から見た適熟果画像、裏に未熟果画像をカラーで拡大印刷している。分かりやすいように「◎」「×」の記号も添えた。

 現地テストでは「スージーブルー」など、果梗側が見やすい品種はカードを見ながら作業しても作業速度が落ちなかった。さらに、障害者の適熟果の収穫に対する意識が向上し、収穫前に説明する回数を減らすことができたという。

 一方、「デューク」など実が密集しやすい品種は判別が難しかった。研究所は今後、近赤外領域を多く含む特殊な光をペンライトのようなもので果実に当てて適熟果を判別する新たな収穫方法の検討も進める。
 

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