JA青年部 動画チャンネル農Tuber 人気上昇 新メンバー追加 “リアルな日常”発信

「農Tuber」として活動する藤山さんの動画

 JA青年部員が農業の現状や魅力を伝えるJAグループのインターネット動画チャンネル「農Tuber(ノウチューバー)」に、“2代目”のメンバー6人が加わった。動画の人気が高まっていることから新たなメンバーを迎え入れ、計12人体制となった。2021年から、1カ月の投稿頻度も2回から4回に増やしている。15日時点で計33本を投稿。再生回数は多いもので4万回を超える。

 「やれば、やっただけ対価がある。これが農業、牛飼い、(家畜人工)授精師の良いところ」。メンバーの一人、鹿児島県霧島市の家畜人工授精師で繁殖牛農家の藤山粋さん(45)は、動画でこう語る。家畜人工授精師や担い手を目指す若者が増えることを期待する。

 投稿する動画は、消費者があまり見ることがない、牛の人工授精や、牛が競りにかけられる場面などを撮影している。牛肉が量販店で販売されるまでの過程を知らない消費者が増えているためだ。1本の精液ストローから、家畜人工授精師や繁殖・肥育農家らの関わりを見せる。

 「若き農武者」として投稿しているのは、長野県中野市の2ヘクタールでリンゴやスモモ、桃などを栽培する三井透さん(34)。JA長野県青年部協議会会長を務める。

 動画では、農作業現場だけでなく、全国農協青年組織協議会(JA全青協)や県青年部協議会の活動も投稿。農業や地域の活性化に取り組む青年部の姿を紹介する。

 内容は、緩さを重視する。一方、国会議員への要請活動といった政治への関わりも説明し「農家をしていくことが難しくなっている現実がある。そうした現実をなんとか変えたい」と真剣な面持ちで語る一幕も。

 動画チャンネルは19年10月、動画投稿サイトのユーチューブに開設した。メンバーは全国6地区から推薦。動画の作成は、15年まで放送していたテレビ番組「アグリンの家」の制作チームが担当する。

 JA全中は「若い視聴者を中心に人気が出ている。メンバーや投稿回数を増やしたことで、さらに農業の理解促進につなげたい」(広報課)と期待する。


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