[思いを結ぶ それぞれの震災10年](上) “食”を通じ風化防ぐ

コロナ禍のためオンラインできっかけ食堂を開く原田さん(東京都千代田区で)

被災地食材 復興考える きっかけ食堂代表 原田奈実さん


 東北の農畜産物などを食べて復興について考える“きっかけ”にしようと、東日本大震災の月命日となる毎月11日だけ開く食堂がある。その名は「きっかけ食堂」。食を通じ記憶の風化を防ぐ取り組みだ。京都市で2014年5月から始まった。

 「俺たちが悪いんだ」。東日本大震災に伴う東京電力福島第1原子力発電所事故による風評被害で野菜が売れず、自暴自棄になる生産者の悲痛な叫びは、きっかけ食堂代表の原田奈実さん(26)にとって衝撃だった。……
 
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