地上散布ロボット実演会 多用途活用に期待 XAG製で神奈川県

二つのノズルで水を散布する「R150」(神奈川県海老名市で)

 神奈川県農業技術センターは、同県海老名市でXAG社の農業用ロボット「R150」の実演会を開いた。野外での実施は初めて。JA関係者や生産者が参加。農地で液剤に見立てた水を散布し、性能を確かめた。

 「R150」はバッテリーで走行する無人車。液剤散布用の100リットルタンクと二つのスプレーシステムを搭載する。噴射は左右に最大290度、上下に同200度まで回転。散布幅は最大12メートルで、散布量は1分当たり最大4・8リットル。ドローン(小型無人飛行機)と異なり、横や上に散布できるため果樹栽培にも活躍するとみる。アタッチメント変更で粒剤散布や草刈り、運搬にも対応できる。

 実演会では、水をさまざまな角度で散布した。キャベツの苗に貼り付けた感水試験紙で十分な散布を確認。同センターは「都市近郊はドローンの活用が難しい。ロボットの地上散布に期待する」とした。

 リモコン操作と追随モードによる走行も披露した。ルートを設定し、地上に基地局を置けば自動散布ができる。バッテリーは同社のドローンと共有でき、急速充電器を使えば15分でフル充電できる。散布は1・5時間、走行は4時間可能。

 4月に200万円台前半での発売を予定。XAG JAPANの住田靖浩社長は「用途に合わせて使え、日本の農業にマッチする」と説明。導入予定という長野県の果樹農家は「授粉作業に活用できそうだ」と期待する。
 

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