ジャガイモ7割高 主要産地で品薄続く

 ジャガイモの高値が長期化している。3月下旬(25日まで)の日農平均価格(全国大手7卸のデータを集計)は1キロ257円と、平年(過去5年平均)比74%高。北海道産の残量が少なく、後続の鹿児島産も天候不順で品薄となり、同5割高だった1、2月からさらに上昇。高値疲れで取引はやや軟調となり、数量がまとまる4月以降、緩やかに下げる見通しだ。

 終盤の北海道産は、大玉も玉付きが少なく、年末の時点で産地の貯蔵量が例年よりも減っていた。東京都中央卸売市場9市場の道産入荷量は、3月上・中旬ともに、前年比で2割以上少なかった。

 後続の鹿児島産も、例年は3月中・下旬にピークを迎える島しょ部の作柄がいまひとつ。JA鹿児島県経済連によると「12月の雨と日照不足に加え突風も相次ぎ、玉付き、肥大とも十分ではない」と言う。

 北海道産が少ない分、前倒し出荷を打診する市場もあるが、絶対量が少なく月内は厳しい状況。「鹿児島本土は計画通りに生育が進んでおり、4月半ばのピークに向けて徐々に数量がまとまる」(同)見通しだ。

 品薄は続くが、卸売会社は「高値の長期化もあって売り場は狭まり、取引は軟調」と話す。4月以降、九州産の入荷安定に伴い相場は下げる見通しだが、卸売会社は「北海道産の切り上がりが早まって大幅な増量はなく、下げ幅は緩やか」(同)とみており、平年よりも高値を維持しそうだ。
 

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