都市で死者18万人なぜ 満蒙開拓団「見過ごされた事実」から迫る TVディレクター矢島良彰さん

これまで語られてこなかった感染症との闘いを番組化した矢島さん(岡本央さん撮影)

 日本が国策として旧満州(中国東北部)に送り、多くの犠牲者を出した農業移民の満蒙開拓団。この問題を40年追い続けるテレビディレクターの矢島良彰さん(72)は、ソ連軍侵攻から避難した満州の大都市で18万人が飢えと寒さ、感染症で命を落としていた事実を見過ごしていたことに気付いた。取材を進めるうち、避難民の救済事業が資金難で大幅に遅れたことが犠牲者を増やした要因として見えてきたという。(高川麻緒)
 

新たな史料との出合い 救済事業遅れ3カ月


 矢島さんは滋賀大学で3年前、これまで表に出てこなかった史料に出合う。……

 
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