移住希望地 静岡初の1位 関東3県大幅上昇

 地方への移住情報を提供する、ふるさと回帰支援センターが公表した2020年の移住希望地ランキングで、静岡県が初の1位になった。山梨県、長野県が続き、前年は21位以下だった6県が上位20位に入った。センターは「新型コロナウイルスを機に、働く場所の制約がなくなり、引っ越し感覚で移住を考える人が増えた」とみる。

 20年1~12月、センターの相談窓口を訪れた人とセミナー参加者を対象に調査し、7606件の回答を得た。また、20年の相談件数は3万8320件で、過去最多だった19年から2割減った。セミナーの開催数は349回で前年より3割減。センター利用者は20、30代が過半を占めた。

 移住希望地ランキングは、コロナ禍で相談会を対面からオンラインに切り替え、相談件数を維持した静岡県が初の首位。神奈川県、茨城県、栃木県は、前年に比べ大幅に順位を伸ばした。同センターは「静岡は県東部の人気が高く、通勤圏内の東京近郊への移住希望が増えた」とみる。

 コロナ禍でテレワークの導入が進み、転職せずに移住できるようになった。いつ移住するかのタイミングは「1年未満」を望む人が33%で最も多く、前年より6ポイント増。「農村」への移住を希望した人は22%で、前年と比べて4ポイント増えた。

 センターは在宅勤務をするなら、自然豊かな農村で暮らしたいと考える人が増えたとみる。嵩和雄副事務局長は「都市から地方に人の流れを広げるには、(在宅勤務に必要な)通信環境の整備が必須だ」と強調する。

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