[活写] 移ろう時 映す水面 小湊鉄道飯給駅

水田の水鏡に映る満開の桜と小湊鉄道の車両(千葉県市原市で)

 一足早く水を張った田んぼに、満開の桜と列車が映る──。千葉県市原市の小湊鉄道飯給(いたぶ)駅周辺では、花いかだが田植えの準備が始まる春本番を告げている。

 駅は1926年開業し、現在は無人。周辺には約20本の桜があり、平時の乗降客は1日6、7人ほどだが、桜の季節には大勢の見物客が訪れる。横浜市から来た女性(76)は「趣味の水彩画の参考にしたい」と、盛んに写真に収めていた。

 市観光協会によると「飯給の桜」が、知られるようになったのはこの十数年ほど。地元有志が菜の花を植えたり、草刈りをしたりして美化に取り組んだ。田んぼの水は、所有する農家がこの時季に合わせて張っている。(仙波理)

おすすめ記事

地域の新着記事

検索

e農サーチ e農サーチとは