精米時期 旬別表示に 食ロス削減 物流効率化 主要卸が一斉変更

精米時期の旬表示への変更を伝えるPOP(1日、東京都墨田区のイトーヨーカドー曳舟店で)

 主要米卸が1日、精米時期の表示をこれまでの「年月日」表示から、上旬・中旬・下旬の「年月旬」表示に一斉に切り替えた。表示に10日間の幅を持たせることで、食品ロスの削減や精米生産・物流の効率化につながると期待する。スーパーでも、売り場で変更内容を掲示し消費者への周知を始めた。

 昨年3月の食品表示基準の改正で、従来の年月日表示に加えて旬表示が可能になった。納入先スーパーとの協議など準備期間を経て一斉に切り替えた。これまで精米時期を「21年4月1日」と表示していた場合は、「21年4月上旬」となる。全農パールライス、神明、木徳神糧、幸南食糧、千田みずほ、むらせなどの米卸が1日製造分から変更し、商品は順次店頭に並ぶ。

 一日でも新しい商品を求める消費行動を抑制し、廃棄の削減や少量・多頻度配送の見直しにつなげる狙い。卸は「精米工場での生産から納品までを計画的、効率的に行うことができ、物流コスト削減につながる」(木徳神糧)と期待する。

 イトーヨーカドー曳舟店(東京都墨田区)は3月下旬から、売り場で変更を知らせるPOP(店内広告)を掲示。客からの問い合わせや混乱は生じていないという。

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