和食発信へ方針策定 次代の人材育成推進 農水省

 農水省は、和食文化の継承や発信強化に向けた初の政策方針を決めた。2021年度から5年間の指針となる。国内向けには、家庭での継承が難しくなるとみて、地域で和食文化に関わる人を増やすことで次世代の人材を育成。「和食は健康的」といった、前向きなイメージの発信も強化する。海外向けには、日本のアニメなどを活用した分かりやすい情報発信に努める。

 同方針は、和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されてから23年で10周年となることや、25年の大阪・関西万博での海外発信に向けて初めて策定。昨年9月に設置した食料・農業・農村政策審議会企画部会の食文化振興小委員会でまとめた。

 政策は国内と海外向けに分けて記載した。国内向けは料理人、生産者、食育活動団体など多様な関係者のネットワークづくりを推進。こうした中で地域の食文化を継承する次世代の人材を発掘・育成するとした。

 「和食は調理が難しい」といった思い込みの払拭(ふっしょく)も目指す。「おいしい、楽しい、ヘルシー」など前向きなイメージを広げるため、インターネット交流サイト(SNS)を使ったレシピ紹介なども進める。

 海外への普及には「シンプルな分かりやすさ」がポイントだとした。食材や調味料、レシピなどを一つにまとめた日本食ミールキットの開発や、海外で人気の日本アニメ・映画に和食のシーンを取り入れるよう提案する。
 

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