初のリンゴ液体授粉 地上でも労力減へ無人車 ドローンメーカーXAGが実演

二つのノズルで両脇にあるリンゴの木に授粉作業をする「R150」(27日、長野県高山村で)

 ドローンメーカーのXAGは27日、長野県高山村で、同社の農業用ロボット「R150」を使ったリンゴの液体授粉の実演会を開いた。アタッチメントの交換で粒剤散布や運搬などの多様な作業に使える特性を生かした。同社は「同機を使ったリンゴの授粉作業の実演は国内初」としている。
 

「R150」粒剤散布、けん引も


 実演会には、同村でリンゴやブドウなどの果樹を栽培する、みやま農園が協力。15戸ほどの農家と県やJAの関係者らが見守る中、矮化(わいか)栽培のサンふじ3列分(1列約40メートル)に、花粉やグラニュー糖、寒天を混ぜた溶液を散布した。1列は10分で終えた。手作業では1列を1人で2時間、それに加えてはしごの上り下りの労力がかかる。

 「R150」はバッテリーで走る無人車。液剤散布用の100リットルタンクと二つのスプレーシステムを搭載する。噴射は左右に最大290度、上下同200度まで回転。散布幅は最大12メートルで、1分当たり最大4・8リットル。斜度も15度まで走行が可能だ。

 見学した地元の果樹農家は「けん引も重さ1トンまで可能と聞いた。大容量のタンクを引っ張りながらの作業など、多様な使い方のイメージを描ける」と話した。

 同農園代表の荒井真さん(44)は「労力の軽減が期待できると感じた。省力化で浮いた時間を生かして規模拡大や営業活動に注力できる」と期待を寄せる。

 同機は、6月から200万円台の価格で発売を予定している。
 

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