ミニチュア世界で熊本産の味な旅 農産物“風景”にインスタ公開 県が写真家と連携
県産農産物などでできた熊本の風景をミニチュアで見立て、県PRキャラクターのくまモンが旅して熊本の魅力を伝える設定だ。田中氏のインスタグラムのフォロワーは330万人超。熊本地震からの復興や県農産物のPRにつなげる考えだ。
1作目は11月中旬に公開した。スイカやナス、トマトなど熊本県の農産物を用いた。イルカが跳びはねる天草を舞台に、くまモンがスイカの船に乗って出発する様子を表現。作品解説で「トマトは生産量が全国1位、ナスは全国2位」と熊本農業を紹介している。
全12作で、来年2月3日まで毎週木曜日、1作品ずつ公開する。蒲島郁夫知事は「熊本の魅力、くまモンの魅力を全世界に発信したい」と語った。
県はプロジェクトを盛り上げるため、スマートフォン上で実際の映像とデジタル情報を重ねることができる、拡張現実(AR)の機能を使った「スマホARでちっちゃなくまモンを旅させよう!」のキャンペーンも行う。くまモンと熊本県に関連のある農産物や土産などを撮影した作品を募集している。応募方法やARカメラの起動などについては「熊本県公式イマコレニュース」のサイトで確認できる。(くまもと)