「丑」年締めくくる 子「牛」のせり市 三つ子の「牛」登場 鹿児島・JAあいら姶良中央家畜市場
3頭は同市で畜産業を営む後藤広樹さん(40)が手塩にかけて育てた「ああちゃん」「のっち」「かしゆか」の雌3頭。父は県種雄牛「喜亀忠」。生まれた時の体重は15キロと小さくて生存も危ぶまれたが、管理やその後の飼育環境に細心の注意を払った。月齢は267日で平均的な雌と比べると一回り小さいが、出荷できるまでに育て上げた。
後藤さんは「予想以上の高値が付き満足している。苦労したが元気に育ち、丑(うし)年最後のせり市に出荷できたことに感謝している」と話した。
JA畜産部の栫井園淳部次長は「生産者の飼養技術の高さも見られ、無事にせり上場できてうれしい」と話した。