東海桜 挿し木で生産期間短縮 岐阜県立国際園芸アカデミー2年 西村さん

 岐阜県可児市の県立国際園芸アカデミー花き生産コース2年生、西村莉穂さんが、鉢植えで開花期が早い東海桜を挿し木し、生産期間を大幅に短縮させることに成功した。桜は実生苗や接ぎ木苗が使われることが多く、商品化までに数年かかる。ソメイヨシノより開花が早い東海桜を挿し木し、約3カ月で開花させた。販売適期を狙った省力生産ができると期待する。

 春先に小型の盆栽風商品として販売される鉢植えの桜は、実生苗では開花に3年以上、接ぎ木苗でも台木の養成に約2年かかるという。桜は開花日の6~9カ月前に花芽を付けるため、挿し木ならばより短期間で出荷できると考えた。花が小ぶりなことなどから、東海桜が最も鉢物に適していると判断した。

 6月上旬、7月中旬、8月中旬、11月上旬にそれぞれ挿し木した。発根は11月挿しが最も早く、発根率も80%と高かった。温室内の温床を10度に保ったところ、早いもので1月中旬から開花が始まった。

 西村さんは「生産期間をここまで短くできるとは思っていなかった」と話す。指導した前田宝秀准教授は「6月挿しも発根率が良く、こちらを充実した木に仕上げる方法も考えられる」とみる。西村さんは今年度で卒業。来年度も花き生産コース全体で研究を引き継ぐ予定だ。(ギフ)
 

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