牛の胃腸が気になる時に 栄養補充サプリメント「リカバリーペースト」

  




 日本IMI(山形県上山市)は、下痢、消化不良、移動ストレス、免疫の低下などの症状を感じる牛の不調に効く栄養補充サプリメント「リカバリーペースト」を新発売した。「トール油脂肪酸」「スマック抽出物」「オレガノオイル」といった腸炎の回復に有効な成分や、免疫調節に作用する「オリザロース」が含まれている。給与しやすいペーストシリンジで、生後すぐの子牛から成牛まで使うことができる。




4つの有効成分

◻ トール油脂肪酸 胃腸炎の感染源 グラム陽性菌の抑制
◻ スマック抽出油 胃腸炎の感染源 原⾍の増殖抑制
◻ オレガノオイル 胃腸炎の感染源 原⾍の増殖抑制
◻ オリザロース ⽜の免疫を正常に保つ

これらの成分は、

 「⼦⽜が下痢をして困っている」「素⽜導⼊時の腸管クリーニングに最適なものを探している」「⽜の免疫を正常な状態に整えたい」などの課題にとても有効である。


緊急時の心強い味方


 実際に、「リカバリーペースト」を利用している農家に話を聞いた。

□A牧場(北海道根釧エリア

○搾乳牛120頭 / 対象牛:主に子牛に使用中

 牧場ではクリプトスポリジウム症やコクシジウム症が疑われる血便を伴う下痢症の多発に悩んでいた。「リカバリーペースト」を下痢便には1本、血便を伴う下痢便には2本給与したところ期待を上回る改善が見られた。今後も継続して使用していくつもりだ。


□B牧場(北海道十勝エリア)

○搾乳牛150頭 / 対象牛:育成牛に使用中

 牧場では下痢対策として生菌剤(乳酸菌・酪酸菌)をメインで使用している。主に予防的な意味合いだが、「リカバリーペースト」は、治療の補助として使用できるキレがあると実感している。今後は生菌剤をベースに下痢の症状を見ながら、ひどい下痢症に使用していきたいと考えている。


□C牧場(岩手県)

○繁殖和牛3,500頭 / 対象牛:子牛(30~70日齢)

 牧場では血便が見られた牛に治療の補助として使用している。獣医師からの紹介で使用したが血便発生後、すぐに給与して2日で改善した。血便を伴う下痢症はそれほど多くないが、発生時には対応に苦慮するため牧場に常備しておきたい。




 
開発者の想い

 「リカバリーペースト」をどんな想いで開発したのか、日本IMI 代表の板垣昌太さんに話を聞いた。


開発の経緯

 現在、養牛農家における下痢対策(腸炎対策)は生菌剤などを用いて行われるケースが多いと認識しています。しかし、生菌剤だけでは対処できない下痢症もあり、その場合は半ば諦めの気持ちで対処しながら飼養管理されているのではないかと想像しました。特にクリプトスポリジウム症などは獣医師による治療方法も限定されている現状なのですが、このようなときに農家に役立つ製品の開発を目的にリカバリーペーストの製品化に取り組みました。


こだわったポイント

 腸炎対策は生菌剤だけではなく機能性を持つ油脂製剤と併用することで、今までよりも一歩踏み込んだ腸炎対策になる製品に仕上がるように処方を考えました。今回は、食品業界や化粧品業界で抗菌作用が確認されている油脂を使用して、なおかつ動物にとって安全な特殊油脂を複合させて製品化することにこだわりました。


これからどんな商品を作っていきたいか

 これまでも弊社は畜産業者が過去数十年諦めてきた課題にアプローチして、解決策になり得る製品を作ってきました。とにかくお客様に課題解決を諦めてほしくないと考えています。これからもお客様が今抱えている課題をお聞きして一緒に解決すべく、今まで諦めてきたことが諦めなくてもよいと、価値観の変わるような製品を作り続けたいと考えています。 


よくある質問

Q どんな⽜でも使えますか?
A ⽣後すぐの⼦⽜から成⽜まで使うことができます。

Q どのように⽜に与えるのですか?
A シリンジで経⼝給与してください。

Q どんな時に使いますか?
A ⽜の胃腸の状態が気になる時にお使いください。

Q どこで購⼊できますか?
A 下記の代理店よりご購⼊いただけます。


<特約店>

アクティ株式会社/株式会社アグロジャパン/MPアグロ株式会社/小田島商事株式会社/株式会社大正堂/富田薬品株式会社/松田医薬品株式会社/株式会社南九州物産/株式会社リンクサービス/株式会社富士飼料

■お問い合わせ先
合同会社日本IMI
〒999-3103 山形県上山市金谷783
https://japan-imi-llc.com/recovery-paste/





制作/日本農業新聞広報局




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