農家が経営の計画を立てる際、1年間の値動きデータを基に、どの時期に出荷すれば高い価格がつくのか分かります。
例えば、日農平均価格の年比較グラフで、近年のブロッコリー相場を見てみます。3月下旬は1キロ300円を下回るケースが相次ぐ一方で、4月中旬や6月中旬は同400円前後になるケースが多くなっています。天候や出回りの増減が影響していると考えられます。
相場展開を踏まえると、4月中旬や6月中旬を狙って出荷すると高値が期待できそうです。過去の傾向を分析すると、相場の見通しが立てやすくなります。
品目別の値動きをもとに、有利な作付け品目を選定しても良いでしょう。