1杯の原料のうち、3分の1以上が国産イチゴで、生のイチゴならではの甘さや香り、果肉のつぶつぶした食感が楽しめるのが特徴。アイスをトッピングするアレンジも人気で「スイーツのように楽しむ人も多い」(同)という。4月上旬までの販売を予定する。
食品のセレクトショップでは、国産や品種にこだわった「いちごミルクの素」が続々と登場している。
同社は、食の好みの多様化を踏まえ「自由な割り方でいちごミルクが作れる商品を作った」と話す。アイスクリームやヨーグルトにかける食べ方など多様なアレンジができるのも特徴だ。同社の直販店舗や、各種の電子商取引(EC)サイトで購入できる。
乳業各社も開発 生乳消費に期待
牛乳の消費量の増大へ、乳業メーカーも開発に乗り出す。協同乳業(東京都中央区)は、練乳を加えて濃厚さを出したいちごミルクの進化系商品「農協ミルク いちご練乳」を販売。国産生乳50%、栃木県産イチゴの果汁を使い、国産の生乳と果実のおいしさを全面に出す。4月からは「農協ミルク 濃い甘いちご」(180グラム、希望小売価格1本193円)にリニューアルして販売する。
森乳業(埼玉県行田市)は「牛乳屋さんが作るいちごミルクの素」(1本300ミリリットル、218円)を販売。イチゴの果肉入りで、1本当たり7杯ほど作れる。2022年11月の発売当初は、同年年末の需給緩和が懸念されており、商品化した。同社は「牛乳消費の拡大に貢献したい」と話す。同社ホームページなどで購入できる。