「新しい力」で和牛次代へ 北海道全共テーマ決まる
主催する全国和牛登録協会の理事会で同日、了承された。
「新しい力」は、飼料利用性や繁殖能力など、生産性を高める能力の他、脂肪の質や脂肪交雑(さし)の細かさなど、食味を高める能力も含む。同協会の担当者は「和牛を次代につなげるため、北海道全共をこれらの能力の改良を進める契機にしたい」と話した。
「魅力発信」には、和牛のおいしさを国内外に発信するとの思いに加え、地域の特色ある血統を掘り起こし、和牛改良に積極的に活用するとの思いを込めた。
北海道全共は種牛の部が音更町で、肉牛の部が帯広市で開かれる。出品区の概要は12月に公表される。新設や廃止といった大きな変更はなく、基本的に前回の鹿児島全共と同じ出品区が設けられる見通しだが、各区の出品要件が一部見直されるという。