春〜初夏取りネギは、出荷量では比較的少量なため、秋冬取りより高値になりやすく、この時期に供給を安定させることができれば、収入増につながると期待されている。近年では春〜夏取りに適した品種や栽培技術の向上により、安定して供給されるようになってきた。本特集では、千葉県JA山武郡市の夏ネギの取り組み、標高差を生かして夏ネギを栽培する大分県JAおおいたの取り組みを紹介するとともに、ネギの病害虫対策について識者に解説してもらう。
産地紹介
さんぶの夏ネギ/JA山武郡市
秋冬ネギ産地として知られる千葉県JA山武郡市管内では、秋冬・春取りの作型を中心としたネギ産地だが、初夏取りネギの導入でさらなる規模拡大を図っている。
産地紹介
大分白ねぎ/JAおおいた
西日本一の生産量を誇るブランドネギ「大分白ねぎ」。秋冬取りでは全国区として市場の一角を占め、夏取りでは九州エリアのトップ産地の座を譲らない。
病害虫防除
病害対策/黒腐菌核病の防除
多発すると減収につながる黒腐菌核病の防除対策について紹介する。
病害虫防除
害虫対策/ネギハモグリバエの防除
ネギハモグリバエバイオタイプBの発生生態と薬剤の殺虫効果について紹介する。
肥料・農薬・土壌改良資材