来たれ「聞き書き甲子園」 森・川・海の「名人」取材の高校生募集
NPO法人・共存の森ネットワークや農水省などでつくる実行委員会が2002年から、コロナ禍の20年を除いて毎年開催。明治の実業家、渋沢栄一のひ孫に当たる渋沢寿一さんが委員長を務める。これまでに高校生約2100人が参加した。
京都府与謝野町で、豆腐のおからや魚の骨など食品残さで作った肥料で稲を育てる農家、沖縄県国頭村で、浮きに付いた藻に集まる魚を狙う伝統漁法「パヤオ漁」を行う漁師、宮城県白石市で、ろくろを使った絵付けが特徴の「弥治郎こけし」を作る職人--などが推薦されている。
1対1で対話するため、高校生の募集定員も74人。参加希望者数が定員を超えた場合、作文などを基に選考する。優秀作品は来年3月に表彰する。応募は、公式サイトのフォームに記入するか、参加申込書と応募動機を書いた400字程度の作文を事務局へ郵送する。締め切りは6月24日。参加は無料で、旅費も支給される。問い合わせは事務局、(電)03(6432)6580。