つらいなら「かくれが」に NPOが若者向けにウェブサイト開設
サイト名は「かくれてしまえばいいのです」。利用者が匿名のキャラクターになって「しにたいきもちとむきあうエリア」や「しにたいきもちをやりすごすエリア」に行き、自分の思いを書き込んだり、ゲームをしたりといった九つのコーナーに入ることができる。
「無関係だから私には何を話しても大丈夫」と語るキャラクター「むかんけいばあちゃん」からの「小話」が読める部屋や、苦しさを抱えてきた著名人の経験が聞ける「センパイ横町」などがある。トラブル対策として利用者同士はコミュニケーションが取れない仕組みだ。
厚生労働省のまとめでは、2023年の小中高生の自殺者数は513人となり、新型コロナウイルス流行以降、高水準が続いている。ライフリンクによると、運営する交流サイト(SNS)の相談窓口には毎月1万人前後のアクセスがあるものの対応しきれないケースもあるという。