母の父は「勝忠平」で、藤良系。
同事業団が、枝肉の主要な3形質である枝肉重量とBMS、ロース芯面積の成績(育種価)を総合的に評価したところ、全54頭の事業団種雄牛の中で1位。皮下脂肪厚が厚めだった「福之姫」の欠点も改良され、「高いレベルで欠点のない牛。ポスト『福之姫』の最有力候補」(同事業団)とする。
「福勝鶴」は既に注目を集めている。群馬県渋川市にある渋川家畜市場で7月に開かれた和牛子牛の取引には、県畜産試験場が種雄牛候補だった「福勝鶴」の雌子牛「あつだ37324」を出荷。同市場の最高値を更新し、576万7000円(税別)の高値を付けた。母牛は「福之鶴」の母牛「あつだ373」だった。
「福勝鶴」は、生後すぐに遺伝子を検査し、ゲノミック育種価を参考に種雄牛の候補になっていた。
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