一振りでリンゴ“味変” 長野市・農家、専用スパイス開発
スパイスはシナモンをベースにレモンや陳皮(乾燥したミカンの皮)、万願寺トウガラシなど9種類の材料を調合。かんきつの酸味や甘さ、辛さが感じられ、リンゴの味や香りを引き立てる。
開発には、同農園代表の徳永虎千代さん(29)が、親交のあるフランス在住のシェフ神谷隆幸さんに監修を依頼した。試作品を送り、スパイスの種類や配分のアドバイスを受けて完成させた。
同園では昨年、春の凍霜害の影響でリンゴの生産量が4割減り、加工用になったリンゴも多かった。徳永さんは「加工してもおいしいリンゴの魅力を伝えたい。スパイスと合わせて、消費者が食べる機会を増やしたい」と期待する。
「りんごのスパイス」はクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で2月20日まで販売。1本(12グラム)送料込みで2480円。