農家の森廣治恵さん(75)の小屋は、1階で選別や皮むきをし、風通しの良い2、3階に柿をつるす。1日に約1300個を加工。窓を開閉して湿度管理に気を配り、約1カ月かけて乾燥させ、あめ色の見た目ととろけるような食感、凝縮した甘味に仕上げる。
同地区の干し柿は約450年の歴史を持つ。戦国時代には貴重な砂糖の代わりとして非常食に用いられた。
畑ほし柿生産組合では17戸が約30万個を生産。JAしまねなどが販売する。森廣さんは「天気、気候ともに良く、期待できそう」と笑顔で話す。
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