日本農業新聞電子版は11月、創刊2周年を迎えました。今月から購読料はそのままに、紙面ビューアーで全国9ブロックの地方版が読めるようになり、一層便利になりました。電子版なら、他産地の詳しい状況が今まで以上に把握できます。
購読料そのまま ページ2倍超に
2021年11月の創刊から2年間で、現在2万4000IDを超えました。過去30日分の記事検索や最大200件の記事保存ができ、スマホで見やすいnetアグリ市況にも簡単にアクセスできます。
公開された地方版は、都道府県版を除く、北海道版や九州版などの全国9ブロックの紙面。閲覧できるページ数は2倍以上に増えました。本紙記者やJA通信員が取材した年間約4万本に及ぶ、地域に密着した農業の話題やJAの取り組みの記事を読むことができます。簡単なボタン操作で紙面を切り替え、各地域の農業情勢、出荷状況、成功事例などの情報を得ることができます。
※スマートフォンでは画面下の日本地図の絵柄のボタンから、パソコンでは画面右上のボタンから各地方版を選択して切り替えます。
ラクラク操作 仕事にプラス
本紙地方版には、将来のビジネスにつながる先行事例など、産地やJAの取り組みが掲載されています。他産地の動きや営農技術、市場動向を知ることが、ご自身の農業経営や仕事に役立ちます。
例えば、水稲の作柄概況は、発表翌日に全国版と各地の地方版でも詳細が報道されています。これまでご覧いただけたのは、全国的な作柄概況とご自身の地域の記事だけでしたが、紙面ビューアーで紙面を切り替えることで、気になる他産地の動向も把握できるようになります。
「よく読む」7年連続首位
日本農業新聞の読者モニター調査で、各面の評価を尋ねたところ、「地方版」を「よく読む」とした人の割合は71.7%と最も高く、7年連続で1位となりました。「今、注目している情報」は、「地域農業・JAなど身近な情報」が「農政」に次ぐ2位。地方版に多く掲載される情報に関心が高いことが分かりました。
調査は8月、購読者1000人に郵送とメールで依頼し、672人から回答を得ました。
電子版について詳しく分かる動画を、ユーチューブ「日本農業新聞公式チャンネル」で公開しています。電子版の機能や利便性などの「電子版基本編」「全地方版リリース編」「netアグリ市況編」「便利な機能“クリップ”編」の全4シリーズ。アニメなどで活躍する声優の田中音緒さんが、日本農業新聞本社から紹介しています。