国内最大ロボトラクター 有人機と協調作業 井関農機が実演(動画あり)
ロボットトラクターは、同社が6月に発表した「TJW1233-R」。有人機と2台での協調作業や、人が直接監視する中での無人作業ができる。国内メーカー製の既存のロボットトラクターは70~110馬力クラスで、123馬力は最大。
この日の実演では、無人のロボットトラクターにパワーハロー、有人のトラクターに播種(はしゅ)機を取り付けて走行。異なる作業の組み合わせで、効率的な作業につながるとした。
タブレット端末で監視しながらの無人走行も実演した。有人運転で農地の外周を走り、作業領域・経路を設定した上で、オペレーターがタブレットで操作し、作業を始める。タブレットでは、トラクターについた四つのカメラで作業状態を確認し、作業スピードなどを調整する。最大で1キロ離れた場所から操作できる。無人作業は時速0・1~10キロで、作業が終われば指定した場所に戻る。圃場(ほじょう)の形に合わせて曲線経路も設定できることなどから、有人運転の約8割を置き換えられるという。