山形で東北農林専門職大開学 未来担う人材育む
開学式では、吉村美栄子知事が「優れた技術力と経営力、国際競争力を身に付け、農業・森林業のリーダーとなる人材を育成する東北農林専門職大学が、ここ新庄の地に開学する」と宣言。吉村知事や鈴木憲和農水副大臣、新庄市の山科朝則市長、JA山形中央会の折原敬一会長ら11人がテープカットし、開学を祝った。
入学式では、農林業経営学部の農業経営学科34人と森林業経営学科9人、計43人が入学し、第1期生がスタートを切った。
神山修学長は「探究心を持って学び、自分の可能性を信じ、充実した学生生活を送ってほしい」と式辞を述べた。吉村知事は「山形、東北のみならず、日本の農林業の未来を切り開く人材になってほしい」と期待した。
宮城県南三陸町出身で森林業経営学科の工藤遼祐さん(19)は「日本の農林業をリードする目標に向かって、東北農林専門職大学と共に歴史を刻みたい。国際的な視点で、地域に根差した農林業をけん引していく」と誓った。