みえるらべる、畜産でも 国産飼料や短期肥育などで 農水省
同日開いた「見える化検討会」で委員らに示した。
同制度では、農家自身が算定シートを使って農場の温室効果ガス排出量を算定し同省に報告する。地域ごとに定められた標準値と比較して、排出量削減にどれだけ貢献したかを3段階で表示できる。
ラベルの取得を希望する農家は、同省から送付される算定シートに必要な項目を入力する。出荷頭数や生乳出荷量、導入時と出荷時の月齢など基本情報の他、使用した飼料の量や産地、排せつ物の処理方法、電気や軽油の使用量などがある。
排出量は、1頭や1キロ当たりで算出する。飼料などの節減につながる農家の取り組みが反映されるようにした。飼料由来の排出量は輸送の環境負荷が大きい輸入飼料と国産飼料との違いを考慮し、購入元から農場所在地までの輸送距離を踏まえて算出する。
データ入力にかかる農家の負担を軽減するため、数値の取得が難しい項目は標準値で代用できるようにする。他にも「牛群検定成績表」からデータを転記できる仕組みにする。