軽トラに補助輪 ぬかるみでも収穫スムーズ 神奈川・鈴木さん(動画あり)
同市では、小さい畑や狭い道が多く、収穫物の運搬に軽トラが広く使われている。雨が続くと軽トラでは畑に入れず、収穫作業が遅れることがあった。そこで、15年前から使っているのがカムサー(神戸市)が販売する楽輪だ。軽トラの後輪の外側に付けて使う。雨上がりで畑が湿っていると、タイヤが埋まり、軽トラが進まなくなるが、楽輪を付けると土に接する面積が増えて重さが分散するため、ダイコンを満載してもタイヤが土中に沈みこまず「作業がスムーズに進む」という。
楽輪は、後輪に取り付けて使う。ボルト1本で付け替えができ、付け替えにかかる時間は1分ほどだ。付けたまま道路は走れないため、畑から移動する際には外す。鈴木さんは、妻の香織さんと2人で1ヘクタールほどの畑を管理しているため、楽輪の「一人でも簡単に着脱できる点が気に入っている」と話す。トラクターのタイヤが使われているため、傾斜地でも軽トラが滑らない点も良いという。
他の地域で楽輪は、除草剤やもみ殻の散布にも使われている。オープン価格。問い合わせ先はカムサー、(電)078(950)9050。
(後藤真唯子)