栽培相談、AIにお任せ 5カ国語対応で24時間いつでも 農林中金アグリウェブ
栽培アシストAIは、有料会員向けのサービスとなる。スタートアップ(新興企業)のきゅうりトマトなすび(東京都文京区)が開発・運営する農業特化型の生成AIサービス「ノウノウ」を活用する。
利用者は24時間いつでもAIに相談することができる。AIが具体的な栽培管理などを提案する。例えば、「キュウリのうどんこ病や害虫対策は」と尋ねると、「防虫ネットや花粉媒介昆虫の導入が有効」などと返答がある。
日本語の他、英語、中国語、ベトナム語、インドネシア語にも対応。外国人材にも利用しやすくしている。アグリウェブでは、経営課題の解決策を提案する「経営アシストAI」も新たに提供する。
利用にはアグリウェブの会員登録が必要になる。サイト内の「プレミアムサービス」から申し込む。栽培アシストAIは月額1100円、経営アシストAIは同880円。いずれも初月は無料。
アグリウェブは営農や農産物販売、税務など農業経営に役立つコンテンツを提供する。会員は約2万8000人。4月からは新設した農林中金の子会社、AgriweB(東京都江東区)に事業を移管する。