日本農業新聞は２５日、第２１回日本農業新聞一村逸品大賞の中央審査会を開き、大賞に新潟県長岡市の（有）寿々瀧が販売する「おむすびジャム　神楽南蛮にんにく」を選んだ。おむすびに載せて食べるジャム。長岡市山古志産の伝統野菜「神楽南蛮」をピューレにした、新しい味わいが評価された。

　審査委員長で漫画家のやくみつるさんは「ネーミングが良い。焼きおにぎりにすると、神楽南蛮のピリ辛が際立つ」と評価した。寿々瀧の鈴木将代表取締役は「とてもうれしい。おむすびの食べ方には多様性があり、米どころの新潟県からその楽しみ方を伝えたい」と喜んだ。

　大賞に続く金賞には、（株）蒼のダイヤ（香川県多度津町）の「タプナード」と、（株）ＳｏｉＬ（福岡県柳川市）の「あまおうラーメン」の２点を選んだ。