堆肥舎作業自動化へ ホイールローダー開発機披露(動画あり)
農研機構などは7日、堆肥の切り返しや運搬作業を省力化するため、遠隔で操作できるホイールローダーの開発機を披露した。インターネットや無線通信を介して、ハンドル制御や前進・後退、バケットの昇降など一連の操作ができる。2024年度末までに、人の操作不要で自律走行で堆肥舎作業ができる技術の開発を目指す。
同日に千葉県柏市で開いた現地検討会で披露した。建機の遠隔操作を手がける東京大学ベンチャーのARAV(アラヴ)の担当者が、別の車内に設置した操縦席から、カメラの映像を見ながら遠隔操作。既存のローダーに後付けで機器を取り付ければ、遠隔操作が可能になるという。
国の「スマート農業技術の開発・実証・実装プロジェクト」の一環。同機構は「お掃除ロボットのように自動化できれば負担軽減につながる」とする。