対談は、中田さんが主催する日本食文化の魅力を伝えるイベントの一環で行った。
中田さんはサッカー選手を引退後、全国の農家などを巡っており、「自分が食べたり飲んだりしているものをちゃんと知る、自分の好みが分かる、背景を知ることで、自分の生活が非常に豊かになる」と生産現場を知る魅力を紹介。一方で、農産物の輸出が伸びているにもかかわらず、農業従事者が減少している現状に疑問を感じているとした。
さらに「(自らも)農業をやってみたい」と述べ、農業に興味を持ってもらうための仕組みづくりに意欲を示した。
坂本農相は「新たな農業というものを、イメージとしても実態としても、どうやって作り上げていくのかが今私たちに求められている」と強調した。多様な経営体を育成することが必要だと答えた。
農産物を使った加工食品などを輸出し、日本の高い加工技術を海外にアピールすることの重要性も訴えた。