[活写]田面 す~いすい
こいのぼりは、同地区の住民有志グループ「なにか楽しいことやろまいかとみだ」が、家庭で不要になったものを集め、2015年から揚げる。今年は38匹を16アールの水田のあぜ60メートルに1列に並べた。
農事組合法人富田営農代表の塚田文彦さん(68)は「本当にコイが泳いでいるように見えて、農作業の疲れも癒やされる」と、こいのぼりが水面に映った水田で草刈りや代かきに励んでいた。
同グループ代表で、兼業農家の片桐祐介さん(56)は「水田にこいのぼりが浮かぶ伝統的な農村景観を守りたい」と話す。6月上旬まで揚げる。(木村泰之)