連載小説「ロールキャベツ」
2021年10月4日付から森沢明夫さんの連載小説「ロールキャベツ」が始まりました。挿絵は金子恵さん。地方の大学に通い、やりたいことが見つからず、もんもんとした日々を送っていた主人公。椅子一つで自然を味わう「チェアリング」と出合ったことで、人生の彩りを取り戻す友情と成長の物語を描きます。
森沢さんは1969年、千葉県生まれ。「虹の岬の喫茶店」「夏美のホタル」「あなたへ」など、映画やテレビドラマで話題になったベストセラーを多く手掛けてきました。来秋には「大事なことほど小声でささやく」が映画化され、公開予定です。
金子さんは埼玉県生まれのイラストレーター、画家。ペンの線画に水彩絵の具を用い、印象的な余白のある水彩画で物語世界を表現します。書籍の仕事に「神去なあなあ日常」「バレエシューズ」「犬がいた日々」などがあります。
森沢さんの言葉 人生の荒波に翻弄(ほんろう)されて、日々、悩んだり喜んだりしながらも、大切な仲間たちと肩をたたき合いながら成長していく大学生たち。彼らのみずみずしい姿をポップに描いていこうと思っています。
金子さんの言葉 一度訪れた場所は懐かしく親しい土地に思えます。小説の世界を身近に感じていただけるような挿絵を描きたいと思います。