水産専門紙みなと新聞は4月30日、特集号「円安下の水産貿易をひもとく ~目立つ商材高騰~」をnoteで発売しました。サケ、カニなど商材別の輸入・輸出動向を貿易統計データとともに専門記者が解説します。
ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけとして、急激に進んだ円安。3年余りたった現在も為替相場は侵攻前の水準に戻らず、輸入水産物の調達コストを押し上げています。加えて、海外の水産物需要は拡大傾向をたどり、マダラ、タコなどさまざまな商材で、日本が国際的な買い付け競争に敗れる「買い負け」が起きています。かつて日本が生産量の大半を輸入できた養殖マグロでさえ、有力産地のスペインが欧米や中国向けの生鮮出荷を増やし、将来の調達が懸念されます。昨年、安価な白身魚であるベトナム産ナマズ(パンガシウス)の輸入が急増したのは、今の日本の経済状況を象徴しています。

水産物輸入大国の日本も、為替の影響を色濃く受けている
円安によって輸出は有利になるかと思いきや、そう単純でもありません。中国が日本産水産物の輸入停止を続ける影響で、スケソウダラなど多くの品目で輸出量が落ち込みました。サバは長引く不漁が響き、海外へ売る物がない状態。米国などを中心に旺盛な需要がある養殖ブリは、海水温の上昇や赤潮によって、今後の生産が懸念されます。
日本の水産物貿易で今、何が起きているのか。商社や卸、食品メーカーや小売・外食をはじめ、水産物を扱うすべての方にお読みいただきたい企画です。

タコは欧米で需要が高まり、思うように輸入できなくなった

養殖マグロでさえ、産地のスペインから中国へ輸出される時代になった
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「円安下の水産貿易をひもとく ~目立つ商材高騰~」 | みなと新聞note【1/2】https://note.com/minatoshimbun/n/n20422b5ab7f2
【2/2】https://note.com/minatoshimbun/n/nb44bbc1b56ef
こんな方におすすめです
▶ 加工原料になる水産物の輸入動向を知りたい方▶ 自社で扱っていない魚介類の輸入・輸出状況を知りたい方
▶ 2024年水産物貿易の概況を把握したい方
主な掲載内容
日本における水産物の2024年の輸入概況、輸出概況に加え、下記の商材の個別の動向を記載しています(表・グラフ付)。
〈輸入〉16品目
1.サケ・マス
2.サケ・マス卵
3.エビ
4.マグロ
5.カニ
6.底魚(マダラ、ギンダラ、アカウオ、メロ)
7.サバ
8.アジ
9.カズノコ・ニシン
10.シシャモ
11.タラコ
12.すり身
13.パンガシウス(ナマズ)
14.タコ
15.イカ
16.加工ウナギ(かば焼き主体)
〈輸出〉7品目
1.ホタテ
2.秋サケ
3.ブリフィレー(養殖)
4.サバ
5.スケソウ
6.カツオ
7.イワシ・サンマ
ご利用方法
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名称:円安下の水産貿易をひもとく発売:2025年4月30日
価格:1500円(消費税10%込、手数料込)
注意事項
この特集は日刊みなと新聞の25年3月31日付紙面および同年3月28日配信に掲載した「水産貿易特集」の一部を抜粋して掲載したものです。みなと新聞電子版読者の方は、電子版へのログイン後に閲覧できますので、購入の必要はありません。なお、note版は便宜上、本特集を2部に分けて掲載しています。2部をまとめてご購入いただく形になっており、1部ずつの購入はできません。
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みなと新聞は、みなと山口合同新聞社(本社・山口県下関市)が刊行する日刊水産専門紙です。
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