食品加工販売業向けの製品提案力を強化
総合フードサービス機器メーカーであるホシザキ株式会社(本社:愛知県豊明市、代表取締役社長:小林靖浩)は、当社現行製品の2倍以上(※1)の幅のシール(袋の開口辺の密封)が可能な、床置型真空包装機3タイプを発売します。床置型の真空包装機はホシザキ初となります。6月25日より出荷開始し、ホシザキの販売会社を通じて販売します。

床置型真空包装機 HPS-900A3
■保存性を高め、調理効率を改善する真空包装機
真空包装機は、専用の袋に入れた食品をセットすると、袋の中の空気を抜いて真空状態にし、袋の開口辺をシール(密封)して包装する製品です。腐敗の原因となる細菌類の多くが繁殖に必要とする酸素に食品を触れさせないことで保存性を高めます。同時に、水分の蒸発を防ぎます。真空にする際に食材内の空気が抜け、そこに調味料が浸透するので、短時間に少量の調味料で味が染み込みます。真空包装は冷凍保存にも利用されています。

真空包装機の仕組み
■より大きな食品を扱う加工販売業などの課題解決に貢献
ホシザキでは食の多様化にあわせ、飲食店(レストランや居酒屋など)以外のお客様への拡販にも注力しています。
食に関連する業界全体では、食品を真空包装する需要が増えています。食品ロス削減、コスト低減目的の食材の集中仕入れ、人手不足解消につながる調理品や加工済み食材の冷凍などに有効なためです。
ホシザキの従来の真空包装機は全て卓上型で小さく、シール加工最大幅は約400mm(※2)でした。新製品は床置型とすることで、包装する袋をセットする場所である「チャンバー」を大きくし、既存製品の2倍以上となる約930mm幅までシール加工できるようにしました。より大きな袋や、より多くの袋の同時包装に対応可能です。
大きな魚など、これまでの対応サイズより大きな食品や、多数の袋を同時包装する需要がある、仕出し・弁当、水産加工、総菜・デリカショップなどの食品加工販売業を中心としたお客様への販売を目指します。2023年12月より販売を開始した、-35℃のエタノール液体で凍結させる液体急速凍結機などの製品と組み合わせ、お客様の課題解決につながる製品提案力を強化します。
■製品の特長
- 3種類のシールタイプ
機械内のシール加工できる辺は、奥の辺のみのスタンダードに加え、L字型(奥の辺、左辺)、ダブル(奥と手前の辺)の3タイプから選択できます。

- 100mmのチャンバー内高さ
チャンバー内の高さが100mmあるため、高さのある食品も包装可能です。
- タッチパネルで簡単操作
7インチのタッチパネルを採用し、直感的に簡単操作できます。

- チャンバー内の様子を確認できる大型窓
運転中も食材の様子を確認しやすい大型窓を3枚装備しています。

■製品仕様

※1 HPS-400B3との比較
※2 HPS-400B3のシール辺の最大幅
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