サステナブルフード 市場規模30年に1・7倍か 矢野経済研究所調べ
近年、持続可能な食料生産や消費活動への関心が高まる中で、オーガニック農作物や植物工場野菜、代替肉などへの注目度が上がっていると指摘。背景には気候変動や環境問題、世界情勢の混乱などの影響による食料供給の不安定化や価格高騰があると分析する。
消費活動でも、原材料の種類や生産方法などの情報から環境に配慮した商品を選択するエシカル(倫理的)消費行動が目立ち始めていると指摘する。
サステナブルフードの市場は今後、一層の需要の高まりに加えて、生産量増加や技術の向上による低価格化によって一層広がると予想する。
24年の1、2月にサステナブルフードを取り扱う企業や農水省などを対象に調査した。