6月ごろからの展示を予定
アクプランタ(本社・東京都文京区、金鐘明代表取締役CEO)は、4月13日から開幕した2025年日本国際博覧会(通称:大阪・関西万博)のウガンダ共和国のパビリオンで、事業紹介や、自社製品の高温・乾燥への耐性を高める農業資材「スキーポン」について、紹介させていただくことになりました。6月ごろからパンフレットやポスターを展示する予定です。

ウガンダパビリオンのイメージ図
同国のパビリオンは、「エンパワーリングゾーン」と呼ばれる海外パビリオンが集まるエリアの「コモンズA」の建物内にあります。東ゲートからのアクセスが便利です。アクプランタのメンバーも交代で毎月訪問する予定です。
〇ウガンダ共和国における、アクプランタの実証実験の実施とスキーポンの製品登録申請について
東アフリカの内陸国・ウガンダ共和国と、アクプランタとのかかわりについてご説明します。
同国は人口の7割が農業に従事し、農作物の輸出国として知られています。一方、気候変動の影響を受けて乾季が長期化し、干ばつによる作物の収量に影響が出ています。また、同時に周辺国での食糧需要も高まっています。
同国での干ばつ対策の必要性が高まる中、2022年11月、Kaahwa Tophace駐日ウガンダ共和国特命全権大使が、日本国内でスキーポンを使用した作物栽培を視察。干ばつ対策として植物活性剤への理解を深めていただきました。
2023年1月には、駐日ウガンダ共和国大使館のご紹介で、ウガンダ国立農業研究機関(NARO)と共同研究の覚書を交わし、トマト、トウモロコシ、ブロッコリーの室内栽培で、「スキーポン」を使った作物の生育状況を確認する実証実験を続けてきました。
2023年に、独立行政法人国際協力機構(JICA)の 「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に「ウガンダ国干ばつでの植物生育を促進するバイオスティミュラントにかかるビジネス化実証事業」(2026年3月契約終了)が採択され、ウガンダ国内での販路開拓に向けた取り組みが本格化し、その一歩として2024年5月に「スキーポン」を同国で販売する際に必要な製品登録を申請し、製品登録で義務付けられている実証実験に取り組んできたところです。2025年には、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」にも採択されました。
製品登録のための実験事業と並行し、弊社メンバーがJICAのコンサルタントとともに同国を訪問。Robinah Nabbanja首相との懇談をはじめ、同国でのスキーポンの事業展開の可能性について閣僚・次官級と協議を重ねています。
これまでに同国の新聞・テレビやニュースサイトでも掲載され、気候変動下での作物の安定供給に向けた、新たな栽培技術として大きな期待をいただいております。食糧における気候変動対策が世界的に急務ななか、大阪・関西万博の同国パビリオンで、アクプランタの取り組みを多くの来場者に知っていただく機会をいただき、深く感謝しております。
【参考】ウガンダの現地メディアの関連記事
Youtube:
https://www.youtube.com/watch?v=jCo1tss1mVY
President Museveni meets Japanese investor over fertiliser project - New Vision Official:
https://www.newvision.co.ug/category/news/president-museveni-meets-japanese-investor-ov-NV_186631
Planta's biostimulants induce plant drought tolerance - UG Diplomat:
https://ugdiplomat.com/museveni-meets-japans-ac-planta-boss-welcomes-agric-tech-proposals-for-crop-resilience/
ウガンダの渡航に関する弊社のニュース(最新記事を抜粋)
https://ac-planta.com/news/20250130/
https://ac-planta.com/news/20240910_2/
https://ac-planta.com/news/20240910_1/
〇高温・乾燥耐性資材「スキーポン」について

「スキーポン」は、酢酸(酢の主成分)の作用を活用した農業資材です。酢酸の作用で、植物の乾燥や高温への耐性を高めることで、収量や品質の維持、節水に繋げます。
〇アクプランタ株式会社について
創業者・CEO代表取締役社長の金鍾明が、理化学研究所の研究員だった2017年、学術誌「Nature Plants」に発表した、植物の高温及び乾燥耐性を高める酢酸の作用を活用した農業資材「スキーポン」を開発したアグリバイオスタートアップです。気候変動や減農薬・減化学肥料の需要の高まりを背景に、国外では米国やウガンダなど14カ国で、スキーポンによる高温・乾燥対策の実証実験に取り組んでいます。
国内ではJAふじ伊豆(静岡県)、群馬、愛知、和歌山の各県農業試験場、全国各地の農家、農業グループ、企業などと取り組んでいます。第6回 アグリテックグランプリ最優秀賞/第1回JAアクセラレーター優秀賞/AgriFood SBIRピッチ2023ビジネス構想最優秀賞、日本経済新聞社主催「超DXサミット インパクトピッチ」日経賞など、受賞多数。
〇会社概要
本社所在地:〒113-0034 東京都文京区湯島2-16-9 ちどりビル3F
設立年月日:2018年2月7日
事業内容:乾燥・高温・塩害耐性を備えた農業資材の研究開発、製造及び販売、農業用資材、芝生用資材、園芸用資材、森林用資材、緑化用資材の製造及び販売、植物工場や農場での節水等システム管理
ホームページ:https://ac-planta.com/
〇お問い合わせ先
アクプランタ広報担当:info@ac-planta.com
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