しっぽり家飲み 国産原料酒で
長野産リンゴのシードル 箱容器で手軽に一杯 北信五岳シードルリー
長野県産リンゴの発泡酒シードルを製造・販売する北信五岳シードルリー(同県飯綱町)は、クラウドファンディング(CF)を活用して、箱型の容器に入ったシードル商品を開発した。「箱型の容器を使ったシードルは日本初」(容器の納入業者)という。家庭の棚や冷蔵庫に収納しやすく、手軽に飲める。シードルを日常的に飲む文化を根付かせ、消費拡大を狙う。
容器は、「バック・イン・ボックス」というもので、段ボール製の箱(長さ28・5センチ、幅8・8センチ、高さ12・2センチ)。箱の中には、袋に充填(じゅうてん)された無発泡タイプのシードル2・2リットルが入っている。袋は真空パックのため、瓶よりも鮮度を保てる。飲むときは、容器に付いている蛇口部分を指で押すとシードルが出る仕組みだ。
開発の狙いは、シードル文化の定着。同社の小野司代表は「長野はリンゴの産地だが、シードルが家庭で日常的に飲まれているとは言い難い。普段使いで手軽に飲める方法を提案したかった」と説明する。
今後は、CFに協力した約100人に、この容器に入ったシードルを送る。それぞれが飲む場面や、冷蔵庫の中の置きやすさ、サイズ感などを聞き取り、容器を改良する考えだ。1箱3000円台の価格で2023年度から、長野県北部の消費者や飲食店向けの販売を目指す。
搾りたて生乳のサワー 濃厚な味わいを追求 サッポロビール
サッポロビール(東京都渋谷区)は、九州産の生乳を使ったアルコール飲料「サッポロ愛のスコール 濃いめのホワイトサワー くちどけなめらか」を全国で数量限定販売している。宮崎県の乳業メーカー・南日本酪農協同との連携商品。搾りたての生乳由来の成分を生かし、濃厚な味わいに仕上げた。
パッケージには牛のイラストを配し、生乳を使った商品であることを前面に出した。同社の「愛のスコールホワイトサワー」の限定商品。340ミリリットル入り、参考小売価格は160円(税別)。同社は「濃厚な乳感をさらにアップし、なめらかな口どけを実現した」とアピールする。
ハーブ・果実のリキュール 若者向けに小ボトル 金ケ崎薬草酒造
岩手県金ケ崎町の「金ケ崎薬草酒造」が、国産ハーブリキュール「和花(わか)」シリーズの製造販売に乗り出す。原料は国産のハーブや果実にこだわり、季節ごとの素材をブレンドする。若者にも飲みやすいように低アルコール、小容量の商品とした。
春の風味「樹(いつき)」と秋の風味「果(みのり)」(ともに200ミリリットル、1650円)を4月に発売する予定。原料のハーブは約50種を栽培する自社農園で調達。ひょう害を受けたリンゴや規格外のショウガやゴボウなども有効活用し、持続可能な商品づくりを目指す。
アルコール度数は10%に抑え、飲み切りやすい小容量ボトルにした。
同酒造を運営する「K・S・P」の林優花さん(25)は「お酒を飲まない20、30代が増えている中で、おうち時間を楽しめるよう提案したい」と話す。