主産5県は山形、山梨、長野、香川、福岡で、各県の試験場が同機構と連携して調査・研究に取り組む。
本紙報道を受け、農水省が全都道府県に行ったアンケートによると、開花異常は過去に30県で発生している。収量や品質の低下をもたらすが原因は不明で、発生予防策や対処法の確立が課題だ。同省は「研究で得た知見を共有し、全国の産地が参考にできるようにしたい」(果樹・茶グループ)とする。
緊急対応課題は、国内初確認の病害虫など、年度途中で緊急に対応が必要な研究課題が生じた場合に対処するための枠組み。同省が4月25日から研究機関を募集していた。
これまでの動き
- 本紙調査報道きっかけ
農家の特報班 シャインマスカット、花咲かぬ怪 - 国も迅速に対応
農水省、産地の実態調査へ - 読者から情報多数
農家の特報班 「原因これでは?」「私はこう対策」 - 来夏にも研究結果
農水省「緊急対応課題」に - 研究者が指摘
農家の特報班 花冠落としても…発症後の対処困難