枝肉成績 歴代1位 島根県種雄牛「暁之藤」選抜
同県で生まれた名牛「第7糸桜」の流れをくむ。糸桜系の遺伝子を多く有する母牛に、「福之姫」を交配し受精卵移植技術を活用して県畜産技術センターが造成。枝肉重量は565・4キロで歴代2位、一価不飽和脂肪酸(MUFA)は59・9%だった。
判明済みの雌検定牛2頭に、今後判明する4頭の成績を加え8月ごろに育種価評価を行い、本格的な活用を始める。同センターの担当者は「期待の糸桜系種雄牛が造成できた。北海道全共の交配種雄牛として『寿久』、『正之助』と共に『しまね和牛』を全国にPRする起爆役になってほしい」と期待する。