「ぶどう三姉妹」よろしく クイーンルージュ登場 全農長野
「クイーンルージュ」は商標名。県独自に開発した品種で実が赤い。糖度は20、21ほど。全農長野は、糖度の高さを「女王級の甘さ」とアピールする。「ぶどう三姉妹」は他に、県オリジナル品種の紫黒色の「ナガノパープル」と、黄緑色の「シャインマスカット」で構成する。
全農長野の「クイーンルージュ」取扱量は今年度、4000ケース(1ケース5キロ)を見込む。「ぶどう三姉妹」はまず、県内での認知度拡大に重点を置く。同日から、県内のカフェやレストラン3店で試食を始めた。試食した長野市の女性は「彩りが良い。クイーンルージュは、爽やかな甘味でおいしかった」と話した。
県外でもPRする。東京や福岡の全農直営の飲食店3店で25日から、パフェや果実入りのどら焼き、フルーツサンドなどを提供。ちらしやポスター、カード計2900枚を作成。市場や販売店で掲示する。
全農長野果実課は「『ぶどう三姉妹』という訴求力のある言葉で産地と品種を発信し、知名度を高めたい」と期待を込める。