新たな林業の担い手の確保・育成を目的に、森林・林業に関心を持つ方を対象に実施する説明・相談会
全国森林組合連合会(代表理事会長:中崎和久、東京都千代田区、以下 全森連)は、新たな林業の担い手となるフォレストワーカーの確保・育成を目的に、林業や林業就業についての「知りたい」「聞きたい」「相談したい」に応じる令和5年度林業就業相談会「森林(もり)の仕事ガイダンス」を東京、大阪の2会場で実施、相談者数は計971人となりました。両会場とも、熱心に自身が興味を持つ地域の情報を収集する相談者の姿が見られました。
*画像は、いずれも東京会場の様子。
林業就業への入口として行った両ガイダンス会場には、参加都道府県の林業労働力確保支援センター*等による「都道府県相談ブース」、全森連による総合的な相談窓口「全森連ブース」を設け、各地の林業に関する情報や林業の仕事内容、就業までの流れについての説明や来場者からの相談に応じるとともに、林業の魅力を総合的にアピールしました。
今回、東京会場では、林業作業をVRで体験できる「VR体験コーナー」と、高性能林業機械ハーベスタの操作を体験できる「ハーベスタシミュレーター体験コーナー」を新設しました。「VR体験コーナー」は、林業において、何が、どうしたら、どのような状況が危険であるかを疑似体験できるものです。体験した相談者からは「360度、森林の中にいる雰囲気を味わえた。実際の伐倒作業を知ることができて役に立った」などの声が寄せられました。「ハーベスタシミュレーター体験コーナー」は、実機にも搭載されているハンドルを使いハーベスタの作業をディスプレイ上で体験するものです。シミュレーターを体験した相談者の中には、「林業にも、このような最新の技術が導入されているのか」と驚いていた方もいました。
そのほか、実際に森林で働くフォレストワーカーが林業に就いたきっかけや経験談などを語る「フォレストワーカートークショー」を開催しました。新潟県と徳島県の事業体に勤める2名のフォレストワーカーが、林業のやりがいやプライベートの過ごし方など、自身の林業ライフについてトークを繰り広げました。1回目のトークショーでは、「2023ミス日本みどりの大使」である上村さや香さんが登場。みどりの大使の活動紹介に加え、オリジナルソング「森で愛ましょう」を演奏しました。
平成15年度の「緑の雇用」スタートから20年間で、2万2,000人を超える新規林業就業者が誕生し、各地の森林で活躍しています。今後、「森林や林業に関心がある」、「色々聞いてみたい」という方は、各地域で行う「森林の仕事エリアガイダンス」、林業現場や林業関連施設等を見学できる「マッチング支援」、常設の「林業就業オンライン相談サイト」を活用ください。詳細は、「緑の雇用」総合ウェブサイト 「RINGYOU.NET」で確認ください。
■「緑の雇用」総合ウェブサイト 「RINGYOU.NET」にアクセスください
全森連は林業従事者数の維持に貢献する「緑の雇用」新規就業者育成推進事業(林野庁補助事業、以下「緑の雇用」事業)の実施主体として、新たな林業の担い手となるフォレストワーカーの確保・育成に積極的に取り組んでいます。林業の仕事内容、各地の林業労働力確保センター情報、これまで行った森林の仕事ガイダンスのアーカイブ動画情報など、林業についての情報満載の「緑の雇用」総合ウェブサイト 「RINGYOU.NET」に、森林・林業に関心を持つ多くの方のアクセスをお待ちしています。
「緑の雇用」総合ウェブサイト 「RINGYOU.NET」 URL: http://www.ringyou.net/
*林業労働力確保支援センター:各都道府県に設置されていて、林業に従事したい人のために説明会や求人情報の提供、林業従事者の技術研修や林業経営体の雇用管理の改善・合理化など林業労働力の育成確保策に取り組んでいます。なお、都道府県により団体名称は異なります。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ