青森県は国内屈指のリンゴ産地。ジュースなどの製造も盛んだが加工過程で出る残さはほとんど廃棄する。
藤巻圭代表ら同社経営陣には青森市出身者がいて、地元特産のリンゴを生かしたビジネスを模索。植物由来の「ヴィーガンレザー」が海外で広がっている点に着目し、「地元のリンゴで作れるのではないか」と開発した。
同社の事業の主軸は「RINGO-TEX」の開発と製造、販売。社名の「appcycle」は、創造的再利用というアップサイクルの意味に、Apple(リンゴ)などを掛け合わせた。
今後は販売できず廃棄されるリンゴを原料に使いたい考え。藤巻代表は「地域の産業を守りながら、共存共栄したい」と強調する。